大規模修繕工事の進め方と検討スケジュール

マンション
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大規模修繕工事の進め方についてご紹介します。

これから大規模修繕工事を検討していく理事会の皆様は是非参考にしてください。

そもそも大規模修繕工事ってなんだっけ?

別の記事で解説していますのでこちらをご覧ください。

大規模修繕工事の進め方とスケジュール

大規模修繕工事の基本的な進め方と検討スケジュールの一例を見ていきましょう。

1.修繕委員会の募集と発足(工事着工24か月前)

まずは修繕委員を募集しましょう。

大規模修繕工事の検討には多くの時間と知識が必要となります。

多くのマンションでは、

輪番制により偶然そのタイミングで役員が回ってきており、

工事の知識がない方がほとんどです。

マンション内に知識を持つ方がお住まいになっている場合がありますので、

協力者として修繕委員を募りましょう。

2.不具合の調査、現状の把握(工事着工20か月前)

マンションの健康診断です。

工事をする必要があるのか確認するため、

劣化状況の調査をしましょう。

管理会社にて劣化診断が可能な場合は見積もりを依頼してみましょう。

中には簡易な調査を無償でしてくれる場合もあります。

3.発注方式の検討(工事着工16か月前)

続いては、発注方式の検討です。

発注方式は主に3つあります。

責任施工方式、設計監理方式、管理会社主導方式です。

また、設計監理方式の場合は、

設計会社との業務委託契約が必要となり総会の決議が必要となります。

4.工事の範囲、予算の確認(工事着工12か月前)

劣化状況を基に工事や範囲や予算の確認をします。

また、必要に応じて居住者に気になっていることがないか

不具合確認アンケートを取ることも一つの方法です。

5.業者選定(工事着工6か月前)

工事内容や予算が決定したら、業者を選んでいきます。

専門新聞による公募や、相見積もり方式などで

複数の業者から見積もりを取り、業者を1社に選定していきます。

居住者全員を参加対象とするプレゼン会を開き投票で決めるマンションもあります。

6.総会決議(工事着工3か月前)

業者を決まれば最終の発注承認のため、

総会にて審議します。

年に1回開催する通常総会のタイミングで審議することが理想ですが、

検討スケジュールにズレが生じた場合などは臨時総会を開催し決議します。

7.工事説明会(工事着工1か月前)

総会で承認された後は、

工事着工前に工事業者による説明会を開催します。

マンションに生活しながらの工事であるため、

注意点や心配事の解消のため住民向けの説明会を開催しましょう。

8.工事着工

いよいよ工事着工です。

工事はマンション規模によっても異なりますが、

大きなマンションでは半年~1年近くまでかかることもあります。

9.完成確認会

工事の完成時や中間の確認会を開催し

工事の仕上がりをチェックしましょう。

特に足場が撤去されると外壁面のチェックができないため、

業者に任せっぱなしにならないように

節目節目に確認会を開催して完成まで目を光らせましょう。

工事を終えて

いかがだったでしょうか。

大規模修繕工事は本当に多くのことを検討しなければいけません。

いつも聞けば教えてくれる管理会社も下記の通り契約外の業務となります。

マンションの維持又は修繕(大規模修繕工事を除く修繕又は保守点検等)を外注により管理会社以外の業者に行わせる場合の見積書の受理、発注補助、実施の確認を行う。

国土交通省 マンション標準管理委託契約書より抜粋

だからこそ多くの住民や時には外部機関に

助けを求めながら検討することが重要となります。

さらに工事が完了した後は、

修繕積立金の多くを支払い、

残高が少なくなっているかと思いますので、

次の工事に向けて長期修繕計画表や

資金計画の見直しをしていく必要があります。

やることはたくさんありますが、

皆様の大事な資産です。

一丸となって乗り越えていきましょう。

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